【釣行記】2025年11月29日|外房勝浦沖タイラバ|予感が確信に。釣れないタイラバ

久々のタイラバだった。
気がつけば、約3カ月ぶり。

「久々だから釣れなくても仕方ない」
そう言い訳する準備だけは、できていた。

だがこの日、外房勝浦沖で突きつけられたのは
そんな都合のいい話ではない現実だった。

薄々感じてはいた。
以前のようにマダイを「当たり前に釣れていた」感覚がない。

その違和感が、
この釣行で確信に変わることになる。


出船前|準備はできていたつもりだった

薬も効いていたし、海況も穏やか。
この日は不思議と船酔いの気配がなかった。

タイラバのネクタイも様々なパターンを用意してきた。
交換も問題なくできる。

ブランクを埋めるためにたくさんのタイラバ動画も見た。
ジャッカルの田邊さんは自分の嫁さんの顔よりも見てきた気がする。

船酔いで何もできず、
気づけば沖上がり――
いつもなら訪れるそんな敗北も今日は無縁だ。

「今日は珍しく、ちゃんと釣りができそうだ」
珍しく、言い訳が一つもなかった

だからこそ、
この日の結果は重く残ることになる。

この日のテーマ|「変わったのは海か、自分か」

この日の釣行テーマは釣果そのものではなかった。

「自分のタイラバは以前と同じなのか」
「今の自分のタイラバはズレていないのか」

少し前の釣行からそんな違和感は確かにあった。
以前のように噛み合う感覚が薄れている。

それを払拭するために動画や情報サイトから知識を集め
自分なりに改良を重ねてきたつもりだ。


だから釣果が芳しくないのは、たまたまその日の状況が良くなかっただけ。
マダイの活性が上がらない日に当たってしまっただけだ。
そう考えるようにしてきた。

タイミングさえ合えば自分は釣れる。

この日は、
それを自分なりに確かめるつもりだった。

実釣パート|動かない海で動かし続けた

この日の海況は、穏やかだった。
風は微風。潮はそれほど流れていない。

荒れる要素はない。だが、動きもない。

タイラバヘッドは150gのタングステン。
着底は取れるしラインも立つ。

ただし――
一日を通して、ほとんど替えなかった。

ネクタイは頻繁に交換した。
ミディアム→ビッグ→フィネス。
色も替えながらシルエットを意識した。

ただし――
形状は、終始シングルカーリーのみ。

変えているつもりで、
実は変えていない。

この時点では、そんなことにも気付けていなかった。

フックは3本針仕様。
掛けを優先した、
“今っぽい”セッティングだ。

巻く。
止める。
間を取る。

やるべきことは、
一通りやっているつもりだった。

それでも、
海からの反応は薄い。

結果|返ってきた小さな答え

ネクタイをフィネスに替えたとき、
ようやく手元に違和感が出た。

だが軽い。
叩かない。

上がってきたのは
小さなカサゴだった。

ボウズは免れた。
魚の顔も見た。

だが、
それ以上でも、それ以下でもない。

船中ではすでにマダイが何枚か上がっていた。

決して魚がいない日ではなかった。
活性が極端に低いわけでもない。

静かな敗北|「やった感」のある無力感

船酔いは、最後までなかった。

ネクタイ交換もできた。
集中力もあった。

「何もできなかった日」ではない。
むしろ、
ちゃんと“釣りをした日”だった。

それでも結果はこの一匹。
そのまま沖上がりの合図。

「なぜ?」

悔しさもあったが、それ以上に訳が分からない、という感覚が強かった。

次回への違和感|変えていたつもりで、変えていなかった

帰りの車で考えた。

今日は情報通りの釣りをしていた。
動画で見た動き。
理論として語られている組み立て。
“正解”とされている形。
それを自分なりに再現していた。

だが、それは本当にこの海の釣りだったのか。

ヘッドやネクタイの選択。
使用したフックの仕様。

どれも理由を突き詰めることなく、ただ「見たまま」をなぞっただけではなかったか。

だから変えているようで
実は
選択肢の幅が狭くなっていたのではないか。

そもそも自分がこのエリアでやってきたタイラバは、
本当にこんな形だっただろうか。

この日の敗北は、
運や活性のせいでは済まなかった。

次の釣行では一度立ち止まって、
原点から見直す必要がある。

そう思わせるには十分すぎる一日だった。

船酔い侍、動く

次の釣行では、
一度すべてを疑い、
昔の自分がこの海でやっていた形から、やり直してみることにした。

次回、
リベンジタイラバでござる。

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